改装にあたって、友人の建築家、安部良さんに協力をいただいています。
良さんの代表作である瀬戸内海の豊島にある島キッチンは、良さんと出会う以前に瀬戸内国際芸術祭をきっかけに訪れていましたが、周辺に開かれた縁側のようなテラスで美味しいご飯をいただいた体験は、他のどの作品よりも心に残っていたものでした。
共通の友人を介して良さんと知り合って、五右衛門風呂が好きでゴエブロラボラトリーというチームを結成して遊んだりしているうちに、元湯の改装において設計で関わっていただくことになりました。頼れる安部アトリエの女性スタッフ(小豆島在住)の本内さんと共に、わたしたちの想いを設計という形で力を貸してくださっています。施工は地元業者の春名材木店さん。丁寧なしごとでとても助けられています。
たくさん西粟倉の木を使いたいということ
こどもにとって面白い場所にしたいということ
火と共にある場所したいということ
周辺に開かれた場所にしたいということ
このようなことを一個一個いろんな制限の中から自由な発想で形にしていってくれています。
具体的には、実際にお越しいただいた時のお楽しみに。すこしずつなんらかの形でご紹介するかもしれません。
料理好きな良さんは、打ち合わせの度などに我が家で美味しいご飯をつくって食べることを楽しみにしています。いつも必ず、村で酒屋として起業した女子、酒うららさんの日本酒がおとも。食後の五右衛門風呂も楽しみの一つ。良さんを駅に迎えに行くと毎回「ただいま〜」と言ってやってきます。こんな風に、元湯では我が家に友達を迎えるように、お客さんを迎えたいと思っています。
良さんちらっと出演予定の番組
3/1(日)22:00-22:50 BS1「時代をプロデュースした者たち」美しきもののみ機能的である 建築家 丹下健三
(女将・井筒もめ)
コメント