スローガンは「この村と共に栄える」

私たちが運営する「あわくら温泉元湯」は岡山県の最北端に位置する人口1300人の小さな村・西粟倉村にあります。

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元湯では、食材、物販、家具、サウナに至るまで、できる限り村で生まれたものを使っています。森から生まれた間伐材の薪で湯を沸かし、薪の端材でサウナを温め、焚き火を楽しみ、地域の食材やジビエを料理として届ける。館内のプロダクトも、村のつくり手たちと共に生み出しています。

元湯に来ることで、この村の「今」を知ることができる。泊まること自体が、地域とつながる体験になる。それが私たちの目指しつづける宿の姿です。

今日に至るまで

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2021年、旧温泉宿を前オーナーから引き継ぎました。ちょうどコロナ真っ只中ということもあり、決して順風満帆な状況ではありませんでした。

そんな中で「売り上げを伸ばし、出費を削る」という経営のシンプルな原則に従い、一つずつ見直しながらチーム全員で経営改善に努めてきました。

まずは自分たちの強みをしっかり打ち出していくことに注力しました。私たちは温泉宿ともう一つ、薪工場を村内で運営しています。基本的には村内の大衆温泉の燃料として間伐材を原料にした薪を製造していますが、そこから出るさらに端材部分を生かし、「庭先焚き火」「薪サウナ」などのエンターテイメントを生み出しました。同じく、使われていないものを価値に変えるという観点でいうと、村で獲れた鹿肉をコース料理にして提供もはじめました。


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出費を抑えるということでいえば、まずは人件費の効率を上げること。これまではレストラン形式で、注文を受けたらその場で料理をつくって提供するスタイルでしたが、ジビエコースでは予約を必須にし、そのほかのアラカルトメニューに関してもチェックイン時に注文を受けるなどして、これまではアイドルタイムだった夕方にしっかり準備をできるようにし、厨房人数の削減に努めました。

一棟貸しの宿からヒントをもらい、朝をスタッフ不在にしつつ、温泉やご朝食を提供できるスタイルに切り替えたのものその一つです。

派手な成長ではなく、地に足のついた改善の積み重ね。

その先に、今の元湯があります。片田舎で温泉宿をつづけることはなかなか難しいことですが、その分地域の皆さんからの感謝をいただき、さらに学び深いことをさせていただいていると日々実感しています。

いいお客さまに囲まれている

あわくら温泉元湯のお部屋には、お客さまに一言お手紙を書いていただけるようにノートを準備しています。一日のはじまりとなる朝礼では、お客様のお手紙を読み合うところから始めます。嬉しい言葉につつまれて心を温めてから業務がスタートします。

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instagram

そんなお手紙が、半年間で100枚に到達しました。ほくほくです。よかったらインスタグラムのここを覗いてみてください。

元湯が目指すところ

私たちは大きな成長は望みません。目指し続けるところは成長ではなく成熟です。「この村と共に栄える」というスローガンのまま、あわくら温泉元湯が健全な運営をつづけることで、この村に良いことが起こり続けるように。そしてそれは、働く私たちの幸福にも直結してくることだと確信しています。

仕事を楽しむこと。地域を楽しむこと。人生を楽しむこと。

都会の成長主義とは相反するこの考え方が共有できる方にこの記事を読んでいただけていたらいいなと思います。

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現メンバー紹介&メッセージ

元湯店長:大谷拳也さん(勤務歴4年)
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 あわくら温泉元湯の仕事は多岐にわたります。宿のフロントや料理など、幅の広い仕事は慣れるまでは大変だと思いますが、地域資源を生かした「薪の宿」をトータルで作り上げる経験や達成感はかけがえのないものだと感じています。社風として挑戦に寛容な場所ですので、自分の興味のあることや挑戦したいことを、仕事の中で学び深めることができます。
西粟倉村は田舎らしい自然の豊かさを残しながら、先進的な取り組みを続ける地域です。色々な挑戦をしている人が多いと感じます。元湯で働くことで、仕事としての宿づくりはもちろんですが、地域での取り組みや交流を通して、自分の住む場所を自分たちの手で創り上げていくことができるのは、村での生活の楽しみになると思います。
 慣れない土地への移住は大きな挑戦であり、不安を感じることも多いと思います。私も移住してきた立場ですが、元湯のスタッフさんや、お店を中心とした地域の皆さんとの日々の交流の中で自然と村に打ち解けていきました。日々の営業の中で、友達やご近所さんと交流する機会が多く、自然と知り合いが増えていくのも、元湯の業務の特徴だと思います。

 

元湯副店長:伊藤美幸さん(勤務歴1年)
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 元湯で働いていると、人との距離の近さや自然の偉大さを日々感じます。日常的に通ってくださる村民の方や、何度も宿泊に来てくださる方の顔を思い浮かべながら働けることが、大きなモチベーションであり、小さな村だからこそ感じられるやりがいです。元湯では間伐材を燃料に使うなど、資源循環の中で仕事をしています。そうした営みが日常にあることにも心地よさを感じています。
 一方で田舎ならではの大変さもあり、宿や食事、温泉、体験、広報など幅広い業務を自分たちで担っています。いかにこのマルチな仕事を楽しめるか日々試行錯誤の連続ですが、その中で相手の立場に立って考える力や、自ら工夫して動く力が鍛えられました。自分たちの工夫や想いがお客さまの反応として返ってくる手応えが、この仕事の面白さです。豊かな自然も日々の大きな支えになっています。

 

薪工場長:浜辺慶太さん(勤務歴4年)
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 工場での仕事は、日々の積み重ねが成果として目に見えるところが一番のやりがいです。製造のスピードが上がり、完成までの時間が短縮できたときは、自分の成長を実感できて達成感があります。また、溜まっていた原木が選木作業で一気に片付いたときも、「やったな」と感じる瞬間です。
ボイラー掃除によって機械の出力が上がり、売上に直結する数値が伸びたときは、仕事の結果が数字として返ってくるのが嬉しいです。工場全体の仕組みが分かってきたり、段取りが身について作業の効率が良くなったり、工夫次第で費用を抑えられるところも、意外と面白さを感じています。
 さらに、お金の流れが見える環境なので、数字と現場のつながりを理解できるのも魅力です。目標に向かって、どのように段取りを組めばいいのかを考える力が身につき、毎日の仕事自体が勉強になっています。
正直に言うと、業務の幅が広いところは大変だと感じることがあります。生産だけでなく、計画や段取り、設備の管理、運送、視察対応、事務作業など、覚えることが多く、最初は頭も体も追いつかないと感じる場面がありました。また、季節や天候の影響を受けやすく、暑さや寒さの中で作業をする日が続くこともあります。冬の西粟倉村は雪が降るため、雪道での通勤や現場での雪かきなど、冬ならではの大変さもあります。ただ、こうした厳しさも含めて仕事の一部だと感じています。
他の地域では少し閉鎖的だと感じたこともありましたが、西粟倉村は外から来た人を受け入れてくれる雰囲気があると感じています。分からないことがあっても声をかけやすく、安心して生活を始められました。
 田舎ならではの良さとして、道の駅などで売っている野菜の価格が安く、量も多いのは嬉しいポイントです。月に何度か村内イベントが開催されていて、仕事以外でも村の人と関われる機会があり、生活にメリハリがあります。また、無料の高速道路が通っているため、思っていた以上に利便性が良いと感じました。一方で、冬は雪が降り、10〜30cmほど積もることもあります。氷点下になる日もあるため、防寒対策は必須です。こうした点を事前に知っておくと、安心して移住・生活ができると思います。

 

今回募集する職種・業務

あわくら温泉元湯の店舗スタッフ(社員)を募集します。上記でメッセージをくださっている大谷さんや伊藤さんと同じ職場員なります。業務範囲は以下の通りです。

・厨房での料理、盛り付け
・薪ボイラーでお風呂を沸かす作業
・チェックインおよびお客様対応
・予約管理
・お問い合わせ対応
・SNSでの発信(主にインスタグラム)

求める人物像

・感謝をエネルギーに変えられる人
・周囲に明るい影響を与えられる人
・自責の心をもって行動できる人
・真面目にコツコツ積み上げられる人

地域で働くということは、目の前のお客様だけでなく、村全体と向き合うことでもあります。とくに「自責の心をもって行動する」ことは、こういった小さな職場はもちろん、地域と良い関係性でいるためにとても重要な部分になります。業務経験よりも、人間的な部分を重視した求人を行っています。

スタッフの年齢層を考えて20代〜30代の方が相応しいと考えています。また、最短でも2年間は勤務していただける方を募集します。現スタッフもそうなのですが、人生の目的にそって期間を区切って働きたいという方も歓迎しています。

元湯で働くのに特別な経験はいりません。当然ながら最初からすべてがうまくいくことはありません。「学びたい」「良くしたい」と思いつづけられる人は強いなと思います。私たちは、完璧な人ではなく、一緒に成長できる人を探しています。

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新旧元湯スタッフたち

求人の条件

形 態:契約社員スタート。半年以降で正社員前提
給 与:月額23万円〜
賞 与:業績に応じる決算賞与あり(経常利益の半分を従業員で分け合う)
就 業:13時〜22時(8時間勤務、休憩1時間)
休 日:定休日の2日間(主に火水)
※シフトにもとづく完全週休2日制(年次有給休暇あり)
勤務地:岡山県英田郡西粟倉村影石2050
資 格:運転免許取得者(田舎では車がないと生活できません)
その他:社会保険加入
福利厚生:仕事終わりの温泉、賄い夕食

有給インターンも募集しています。学生や社会人を問いません。元湯のような宿運営に興味のある人や、地域ではたらくこと、ローカルビジネスに関心のある人を歓迎します。

ご応募方法

以下のフォームに必要事項を記入いただきご応募してください。

西粟倉村について

岡山県の北東端にある西粟倉村は、人口約1,300人のうち約250人が移住者。実に人口の約2割が、村の外からこの地を選んで暮らしています。この数が示す通り、西粟倉村は新しい人を受け入れながら存続している稀有な場所です。

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特に20代・30代の若い世代が多く、林業、ものづくり、宿、飲食、教育など、さまざまな分野で挑戦を続けています。小さな村でありながら、挑戦する空気があり、前向きなエネルギーに満ちています。地域の人たちはとても温かく、よそ者という壁がほとんどありません。「やってみたい」と手を挙げれば応援してくれる。そんなひらけた文化があります。

村の交流拠点である「あわくら会館」には図書館やカフェ、ホール、併設の村役場があり、村の暮らしの中心として機能しています。たくさんの本に囲まれ、Wi-Fiやコワーキングスペースが充実しているので、休日にとても快適に過ごせるおすすめスポットです。

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西粟倉村は地方創生の先進地としてときおりメディアに紹介されています。よろしければ「西粟倉村」で検索してみてください!

代表から一言

最後までお読みいただきありがとうございました!約5000字にわたる求人記事になってしまいました。最後までお読みいただけたということは、すこしばかり私たちのお仕事に共感いただけたのかなと勝手ながら思っております。

手前味噌ですが、あわくら温泉元湯は西粟倉村にとってとても大事な場所になっています。そんな元湯をこれからも健康に運営していくためにも、良い方に巡り会いたいと思っています。

ぜひ、この記事をシェアしていただけるとうれしいです。


株式会社motoyu 代表取締役 半田守

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